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「ワクワク疲れ、していませんか」と金星が言う。

  • 4月2日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月3日


「ワクワクしましょう」「好きなことをしましょう」という言葉を聞いたところで、

ワクワク出来ず、好きな事は見当たらず。


散々聞いて探しても、あまりに見つけられないものだから、

これはもう、私には合っていないメソッドなのだろうと思い、

ワクワクも、好きなことも、それに類する言葉たちは、

よくある一つの風景のように、あまり取り合わずに生きていました。


ところが、最近、様子が妙なのです。


私の中から小さな訴えが聞こえるのです。


「美しい物をみたい」

「美しい物に触れたい」


ひとたび、スマホやPCを開けば、美しい映像や言葉が溢れているし、

少し車を走らせれば、自然の雄大な美しさにも触れられる。

それなのに、身体の芯奥で、


「美しい物をみたい」

「美しい物に触れたい」


という声が聞こえるのです。


あなたは今、十分に満たされている。

それなのに何を言っているのか。

それは、ちょっと我儘ではあるまいか。


と、思ったりもしたのですが、


やはり、確実に聞こえる内なる声。


「美しい物をみたい」

「美しい物に触れたい」


やむを得ず声のボリュームを上げてみたところ

これは金星の声だ、となぜか思いました。


それを想うと同時に、芋づる式に記憶が蘇ってきました。


ピカソや岡本太郎の生々しい生命力。

ゴッホの幻想的な青色にミレーの静かな力強さ。


夏目漱石のユニークで繊細な精神の構図。

種田山頭火のあまりに削ぎ落された人生観。


プッチーニのオペラに歓喜し、

ラフマニノフの抒情的な旋律に何度涙を流したことでしょう。


統一感のある洗練された志向ではないけれど、

かつて、私は、ごたごたにたくさんの芸術を愛していました。


けれど、いつしか、それらから距離を置くようになったのは、


特段の取り柄もないというのに、

どちらかというと高尚と言われるようなものが好きな自分に、

どこか不相応さや、気恥ずかしさを感じるようになったり、

気位ばかり高くなってしまうような恐れを感じるようになったためです。


そして、何より競争社会を生き抜く上では、

感じすぎる心が邪魔になると思いました。


意図せず、周りと比較し、浮かないようにと、

自分の一部を抹殺していたのかもしれません。


今思えば、好きなものを好きだといって何が悪かろう。

感性にジャッジ下すこと自体が愚行としか思えないのですが。


金星は、人生においての喜びや、華やぎを担当します。

ワクワクや好きなこと、と捉えてみるのも良いかもしれません。


今の私の静かな生活は、私の金星にとっては好機だったようです。


「美しい物をみたい」

「美しい物に触れたい」


今、再びこの想いが強くなっています。


切り取った美しさではなく、紡がれた美しさのようなもの。

自然の美しさも好きだけれど、人が創造した美しさ。


それが何であれ、自分の内に在るものは、

抹殺したつもりでも、消えないものなのだなと実感しています。


そして、ワクワクも好きな事も、

それが、出てきやすい条件というのがありそうです。


ワイルドな荒野で、ひっそりとした穴ぐらで、華やかなパーティー会場で。

金星の現れやすい場は人それぞれ。


必ずやワクワクや好きな事がなければならないというわけでもないのでしょうが、

もし、捜索疲れを感じられているのでしたら、

一度、ご自身の金星の位置を確認されてみるのも良いのかもしれません。



2026/4/24(金)「星の寺子屋―牡牛座の語らい―」開催します。

支配星が金星の牡牛座。何かヒントが見つかるかも🐄

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